新型コロナウィルスのワクチン接種によってコロナ渦の生活にどのような変化があるのか。

先日新型コロナウィルスのワクチンを接種してきました。第一回目が6/27(日)、第二回目が7/25(日)。抗体が完成するのは2回目接種から2週間が必要なので8/8(日)の予定です。コロナ渦においてワクチン接種は一つの大きなイベントです。現在の心境を文章に残しておきたいと思います。

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ワクチン接種の記録


ワクチン接種によって何が変わるのか(変わったのか)?

コロナウィルスのリスクは大きく以下の2つと考えてよいと思います。

  1. 自分自身が罹患し重症化してしまうこと
  2. 自分が媒体となり他者を罹患させて重症化してしまうこと

自分自身が罹患し重症化してしまうリスク

30代男性が重症化するリスクはそれほど高くなく、ワクチン接種とは関係なく許容してもよいレベルのものでした。

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厚生労働省 - (2021年7月版)新型コロナウイルス感染症の"いま"に関する11の知識より

しかし、数字として理解できていてもそこは人間。万が一重症化したら?軽症だったとしても実はそこそこ辛いらしいぞ?という気持ちはどうしても頭をよぎります。その不安がワクチン接種によって解消されました。

 

自分が媒体となり他者を罹患させて重症化してしまうリスク

この点については、まずワクチン接種が周りの人を感染をさせてしまうことを防ぐ効果があるか?という変数があると思っています。厚生労働省の新型コロナワクチンQ&Aの感染症専門医が解説! 分かってきたワクチンの効果と副反応 には以下の記載があります。

当初、mRNAワクチンは「発症を防ぐ」のであって感染そのものを防ぐかどうかは分かっていない、と言われていましたが、感染を防ぐ効果も分かってきました。

発症を防ぐことと、感染を防ぐことと、別に本人にとっては同じで何が違うのか、あまり大差ないのではと思われるかもしれませんが、ワクチン接種者が感染しにくくなる、ということは、接種者がその周りの人に感染を広げる可能性が低くなる、ということです。

 

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この情報だけを見て「やったぜ、ワクチンを接種したら完全に元通り!」というわけにはいかないと思いますが、希望の持てる内容です。さらにデータが溜まり、情報の確からしさが高まって欲しいところです。では、感染予防に対してまだ不確実性があるとしたときに、自分が媒体となり他者を罹患させて重症化してしまうリスクとどのように向き合うべきでしょうか。

 

周りの人達のワクチン接種率とリスク許容度は?

感染予防効果が不確実だとすれば、後は周囲の人がワクチン接種をしているか?ワクチン接種をしていない場合はコロナウィルスのリスクを許容しているか?が変数になると思っています。

私の周りで言えば、妻も二回目のワクチンを接種しました。また、妻の両親も同様に二回目のワクチンを接種しています。私は自身の両親とは疎遠で、他に重症化しやすい年代の家族がいないため、ワクチン接種によって家族周辺の人とは気兼ねなく会うことができるようになりそうです。

職場の仲間の接種率はまだそこまで高くなさそうです。また、職場という特性上、それぞれが考えるリスク許容度とは別の力学が働くことがありえるため(本当は嫌だけど上司が言うので出社した等)、職場では私がワクチンを接種したからと言って以前のように顔合わせて仕事をすることはまだ難しいと感じています。

一方で、友人関係のように本当は嫌だが断るに断れないということが起こりえない人については、その人がまだワクチン接種をしていなかったとしても、リスク許容度に応じて以前のように対面で会うことはできると考えています。対面を強いることはせず、その人その人でコミュニケーションの取り方を柔軟に変えていこうと思います。

最後に社会生活を通じて出会う人について考えたいと思います。例えば、買い物を行った先の店員さん、飲食店を利用したときに近くに座っている人などです。お店の利用者はそれぞれのリスク許容度に応じて行動をしていると考えてよいと思います。しかし、店員さんはリスク許容度とは別に生活の為にやむをえず勤務をされている可能性があり、そういう人に私が媒体となって感染させてしまうことは避けるべきことです。となれば、私のワクチン接種の有無に関わらず、マスクの着用や指先消毒などの感染予防対策は変わらず続けていくべきと考えます。

まとめ

ここまでをまとめると以下のようになります。

  • ワクチン接種をした人同士では気兼ねなく会うことができるようになる
  • ワクチン接種をしていない人でも、その人のリスク許容度に応じて、会うことができるようになる(=自身と家族周辺でワクチン接種が進んだため)
  • マスクの着用や指先消毒などの感染予防対策は変わらず続けないといけない

私ならび私の家族がワクチン接種をしたことによって、これまで極力外出自粛をしていた生活からは活動範囲が拡げられそうです。これはとても大きい。一方で、社会全体のワクチン接種率が高まるまではマスクの着用や指先消毒などの感染予防対策は続けていかなければいけないですね。

 

コロナ渦以前の生活にどこまで戻るのか?

活動範囲が拡げられるとしたときに、どこまでコロナ渦以前の生活に戻るのでしょうか。 コロナ渦は私の生活を大きく変えてしまいました。生活の基礎は衣食住といいます。私の衣食住は次のようになりました。

コロナ渦以前は週7で外食することも珍しくありませんでした。平日は仕事が遅くまであるので職場周辺の飲食店で済ませて帰宅。週末は身体の疲れを癒やすので精一杯で、UberEatsで済ませたり、家の近くの飲食店で外食することが多かったです。

現在は週7で自炊をしています。外食はまずしません。生協のパルシステムを取り始めて、定期的に自宅へ食材が届く環境を作りました。油ポットを購入し揚げ物を家でするようにもなりました。他にも、電子レンジを買い替えたりと、家の環境を充実させることによって、健康的な食生活を送っています。

以前のような外食中心の生活に戻ることは考えづらく、外食は楽しみの一つとして少し特別な存在になっていきそうです。

以前は職場への通いやすさが重要でした。乗換なしで行けるかどうか、座れるかどうか、といった具合です。平日は帰って寝るだけのことが多く、40~45㎡程度の1LDKに妻と2人で暮らしていました。

現在は職場への通いやすさの重要度は大きく下がり、自宅でいかに快適に過ごせるか?周囲に自然があって過ごしやすいか?などの重要度が高まりました。コロナ渦の生活になってすぐに1.5倍程度の広さの住居に引っ越し、自宅にいながら仕事が問題なくできる環境作りに注力しました。また、近くに河川や大きな公園などがあり、運動不足解消のために始めたランニングもとても充実しています。

総じて、コロナ渦以前よりもQOL(Quality of Life)は向上しているのではないでしょうか。これからも続けていきたいですね。

ここはコロナ渦の生活によって悪くなっているところですね。。髭を剃らずに過ごしたり、多少の寝癖は気にせずそのまま仕事をしてしまったりと、ズボラな感じになってしまっています。ワクチン接種によって活動範囲が広げられるので改善したいところ。オッサン化しないように清潔感を保っていきたいです。

 

終わりに

というわけで、ワクチン接種が終わった今時点の考えを書いてみました。総じて、非常に前向きな心境です。コロナ渦によって起こった良い生活変容は継続していき、逆に制限されている活動や悪くなってしまったところは今後改善していきたいと思います。私が働いている業界はコロナ渦によって活況になった業界なので、活動範囲を広げるとともにしっかりと消費をして経済的にも貢献をしていきたい。

人生で初めて体験した感染症。願わくばこれが人生最初で最後になって欲しいものです。